稽古の日々(12月17日)

年の瀬も迫り、いよいよ年末ですね。寒さが身に染みるこの時期、皆さまいかがお過ごしでしょうか?心地よい喧騒や温かなひとときを感じるこの季節に、お読みいただきありがとうございます。12月17日の居合道の稽古の模様を、年末の余韻と共にお届けいたします。どうぞお楽しみください。

正座之部 附込(血振り)

正座之部 附込

正座して座っていたところ、敵が切りかかってきたので相手の攻撃をかわし

頭上にめがけて切り下すも、致命傷を負わせられなかったので、一歩踏み込みさらに切り込む

(写真)は刀に付いた血をぬぐっている。

刀の先は倒れている敵に向けることでいつでも刺突できる姿勢をとっている。

正座之部 月影(抜きつけ解説)

正座之部 月影

正座で座っているところに敵が上段から切り込んできます。

この辺りは付け込みと月影は想定的には同じ

月影は切り込まれる前に敵の正面に向かって抜きつけ、相手の動きを封じます。

敵が後ろに逃げ下がったところを切り下して勝ちます。

(写真)月影の抜きつけの解説

正座から右足を正面に踏み込んで立ち上がりますが、腰を上げ過ぎない。

また左足のかかとから剣の先までが一本の線に見えるように抜きつけなさいという指導でした。

立膝之部 颪(振りかぶりの解説)

立膝之部 颪

颪も試合でよく使用する技です。

立膝(胡坐?)で座っていたところ右に座っていた敵が我の刀の柄を取ろうとするので交わして、相手眉間を柄頭で叩き、そのまま首筋に向けて斬り付けます。

(写真は)颪の振りかぶりの解説。

刀の使い方について、引き倒し技において、頭上に挙げた刀を寄せるのではなく、刀の位置を固定させたまま、自身が刀の下に移動しなさいと指導を受けました。

来年は更新の頻度を上げていこうと思いますのでよろしくお願いします。