制定居合研究会~番外編~血振り

 今日は血振りについてお話します。

 今までの説明では血振りについてはあえて説明しませんでした。

 説明が難しいので…

 刀に付いた血を払う『血振り』

 人を切った刀には血が付きます。これを振り払うのが血振りです。

 今回は制定の1本目『前』の血振りを例に説明します。

 ① 諸手で敵を斬り下したのち、左手を鞘に、右手は肩に対して垂直に持っていく。

② 右ひじを折り曲げ、敬礼の姿勢を取る(上参照図)

③ 右ひじを軸に雨傘のしずくを払うように刀を振るう

制定の場合はあまり横に振らずに前に振る様にする。

④ 振り終わり(下参照図)一部修正

制定の場合、血振りは内側に入れます。(赤ペンで修正)
刀の角度は45度に定められています。

イラストについては新紀元社の『剣技・剣術説』(牧秀彦著)を参照しています