こんにちは。稽古の日々を始めます。
昨日は七夕ですね。七夕は、日本の夏の祭りで、笹の葉に短冊をつるし、願い事を書きます。
剣術とは縁遠いような気がしますが、昔の剣術家は武術だけではなく、和歌をたしなんていることも多いです。
剣術歌
行く舟の舵取り直す間も無きは岩尾の浪の強く当たれば
この和歌は、困難な状況下で船の舵を取り直す必要があるとき、岩尾の激しい波が船に強く当たる状況を描写しています。 また過酷な状況に立ち向かう剣術家の覚悟を表現しています。 船を岩尾の波と同様に強く当て、困難に立ち向かう決意を歌っています。
今回は一節だけの紹介でした。剣術だけでなく、文化史も合わせて紹介していきます。
ということで冒頭終わり
本日の稽古ですが、先日7月1日、2日高知県で開催されました地区講習会に先生方が参加されていたので、その報告と勉強会を兼ねて行いました。
大きく変わった点はないとは聞いていますが、勉強会では制定居合12本を確認し、指導上の注意点について再検討がなされました。
前から言われていますが、無駄をいかになくしていくことが大切なんだと思います。
入門した時から言われてますけど「守・破・離」において師匠の教えを守り忠実に稽古するのが近道でしょう。
師匠の教えを破り、離れる「破・離」の段階はまだまだ遠いですけどね。
後半は古流について指導指定だ抱きました。
立膝の部 9本目 『瀧落』
背後から敵に刀の鞘を取られ、敵を振りほどき敵の胸に突き倒す業です。
刀を振りほどく際、後方に下げている左足を右前足の前方に出すのですが、足幅が広すぎると指摘を受けました。
帰って教本を読んでみると『左足を右足のわずか前に出す』と明記されてました(汗)
足運びについては現在の行動様式と異なる点も多く長年稽古をしても理解しにくい点が多いです。暇があれば教本を読んでいるつもりですが、まだまだ読んでいるだけで理解はできていないようです。