古流自由研究 「右・左・後」

英(はなぶさ)です。今日も見に来てもらって感謝です。

今日は天皇誕生日で、祝日です。気候も良くてなんともお出かけ日和、少し花粉も出てきているようなのでマスクは欠かせません。

今日は自由研究第二弾。
正座の部 二本目〜四本目「右・左・後」の三本をお届けします。

一本目「正面」が基準であるならば、
この三本はその応用形と言えるかもしれません。
しかし、ただの“方向違い”ではありません。


(理合)二本目 右

我が左側に、我と同方向に向かいて座せる敵に対して行う業なり。
その理、一本目「正面」と同意義なり。


三本目 左

我が右側に、我と同方向に向かいて座せる敵に対して行う業なり。
その理、一本目「正面」と同意義なり。


四本目 後

我が後方に、我と同方向に向かいて座せる敵に対して行う業なり。
その理、一本目「正面」と同意義なり。


■動作(要点・口語訳)

① 正面に向かって、それぞれ右・左・後を向いて座ります

② 正面に向かって回転し抜きつけます
(制定居合二本目「後」の動きと同様)

③ 上段から切り下ろし
(以下、一本目「前」と同じため割愛します。……さぼりではありませんよ)


■はなぶさ 解説

正直、前は稽古するけど、今日は右しよ とかにはなかなかならないのではないでしょうか。体の変換を勉強するにはとてもいい教材だと思います。

教本には正面へ回る際は気が競ることなく、気を十分たもちつつ回ること 抜刀の速度も回る速度も調和をはかり、正面に向き直った時に剣先三寸の處まで抜き出すことと表記されており、回転時の注意事項が記されています。 

※この辺りは制定居合とさほど変わらないですが、よく刀を抜くのに必死になって、体がおろそかになっているのを見かけることがあります。私もそうですが(汗 そのあたりを気持ちを落ち着かせて、ゆっくり回りなさいと説いているのでしょう。昔も今も指摘事項というのは変わらないのかもしれません。

制定居合ではつま先を先に立てて回転しますが、古流では爪先は立てずに回ります(啐啄会稽古時、このあたりは道場の教えに準じてください!)

今回は「右・左・後」の3本を見ていきました。地味ですが、足さばきや体捌きを習得するには欠かせない業です。ゆっくり稽古していきましょう。でわまた稽古場でお会いしましょう。