今日から大阪では4度目の緊急事態宣言です。
幸いというか、道場の方は20時まで使えるということで啐啄会の稽古は通常通りとなりそうです。
今回は剣窓8月号です。
●インタビュー企画
段位審査について、大阪の剣道連盟副会長である『石田健一』先生のインタビューが掲載されていました。
石田先生は剣道だけでなく、数多くのスポーツを経験しており、また現在剣道と並行して居合道も修練されています。大阪城にある修道館でご一緒させてもらう折には、いろいろ武道についての話を聞かせていただきます。
●光行居合道範士における居合道審査講評
6月25日に開催されました居合道の全国審査について、大阪の居合道範士、光行良一先生の講評が掲載されていました。
以下抜粋
一本目:柄頭で正中線を攻め、鞘引きで激しく抜き付ける
三本目:目付けと同時に手を掛け、腰を上げながら左足を踏み込み、頭上前方に抜き上げると同時に立ちあがり、右足を左足の内側に踏み込む。袈裟に切ると同時に左足を右足後方に引く。
四本目:敵への目付け、確実に水月に柄頭を激しく当て、右こぶしを動かさず鞘引き、後ろの敵の水月を左手右手の絞り込む。
六本目:右斜め面をあごまで抜き打ち刀を頭上に受け流しに振りかぶる
七本目:正面の敵への気攻め(技の一本調子が見られた)
八本目:顔面への柄当ては、確実に部位に当て、後ろの敵を疎かにせず、腰の回転、足の捌きを大切にする。
九本目:右袈裟切り、右足を軸に左足を引くと同時に抜き打ちする。
十本目:右斜め前の敵のこぶしへの柄当て、下半身は正対、体捌き、足捌きによる一重身・間合が必要です。
十一本目:受け流しに振りかぶり一刀目は右手を掛け間をおかず左斜め面から切り下ろす、三刀とも切り込む角度は異なる、腰腹部をきるとき、確実に左腹部まで斬る。
全国審査だけでなく、制定居合を稽古するにあたり重要な注意事項であると思います。