前回までの制定居合に続いて古流編です。
全日本剣道連盟居合と対比して、古流と呼ばれていますが、同じ居合を教えてくれる道場でも流派が異なれば、古流も異なります。
ちなみに大阪では『無双直伝英信流』『重信流』『伯耆流』『無外流』『田宮流』の5つの流派が存在しています。
啐啄会では『無双直伝英信流』が自流派ですので、今回は『無双直伝英信流』の技を紹介していきたいと思います。
無双直伝英信流とは
正座之部 11本
立膝之部 10本
居業之部 8本
立業之部 13本
の42本の技で構成されています。
修行の過程ではまず、正座之部から始まり、立膝之部、居業、立業と稽古していきますが、成立した年代的には正座之部が江戸時代中期、立膝之部が江戸初期、居業、立業之部が室町期と奥に行くにつれて、古くなっています。
これ以外にも番外、二人一組で行う組太刀もあるのですが、啐啄会のメイン稽古では上記の42本を中心に稽古しているのでこのブログでも上記の技を中心に解説していこうと思います。